
薄毛の予防のために頭皮のマッサージをしましょう!
このような情報を聞いたけど、どのようにやったらいいのかわからない。
やってはみたけど、これで合っているのかわからない。
と迷っている男性の方もおられるのではないでしょうか。
今回は頭皮の血行を促し、薄毛対策に適切な『頭皮マッサージ』のやり方についてお伝えしたいと思います。
<記事監修>国家資格 柔道整復師 自院開業から現在に至るまで約20万人の施術実績を持つ手技療法家。
目次
発毛のための頭皮マッサージ:頭皮の状態チェック法
頭皮マッサージを行う目的は頭皮をもみほぐすことで頭皮全体に張り巡らされている毛細血管の血行を促進することです。
髪の毛はこれらの血管を通じて栄養を補給したり、老廃物を排出したりしています。
頭皮の血行が悪くなると栄養が届きにくくなるばかりか、頭皮自体も硬くなってしまいます。
頭皮の状態の良し悪しを測る基準のひとつとして、頭皮の色でチェックすることができます。
毛細血管は静脈なので血行が良いほど頭皮の色は青白く見えます。
血行状態が悪いほど赤茶けた色になってきます。
赤みがかった色の方が血色がいいんじゃないの?と思われるかもしれませんが、赤色に近いほど毛細血管がうっ血し、炎症が起こっていると考えられます。
結果的に毛根に栄養が届きにくくなり新陳代謝も低下してしまいます。
まとめると頭皮の色は健康な順に
青白(状態良し)
くすんだ赤(状態悪い)
発毛のための頭皮マッサージ:押しこすり揉む
頭皮の血行を促すコツは「しっかり押して、こすって、もみこむ」という方法が効果的です。
注意点は爪は立てないように!ということです。頭皮を傷つけてしまってはいけませんからね。
頭皮マッサージ使う手指の場所
頭皮マッサージをする際に手や指の場所を使い分けます。
指先の腹
シャンプーをする時や頭頂部、後頭部などをマッサージする時に使います。
爪が当たらないように指の腹を使って行いましょう。
指全体
主に側頭部やこめかみに使います。人差し指・中指・薬指が使いやすいでしょう。
手の平
頭皮全体を両手の平でやさしく包むように挟んで動かします。
頭皮マッサージのやり方
マッサージ部位は大きく分けて4つ
- 頭頂部
- 前頭部
- 側頭部
- 後頭部
です。
頭皮マッサージ:頭皮全体を動かす
使う部位:手の平
側頭部から後頭部、前頭部を両手の平で挟み込むように頭皮全体を動かす。ゆっくりしたリズムで回すように動かしてもいいでしょう。
気持ちいいくらいの強さで行います。
頭皮マッサージ:側頭部から引き上げる
使う部位:指全体
指3本の全体を使って生え際から、頭頂部に向けてゆっくりと地肌を上に引上げるようにマッサージ。押してこすり上げてください。
生え際から少しづつ位置を変えると全体を引き上げることができます。耳上、耳後ろ、こめかみに向かって行います。
頭皮マッサージ:頭頂部の中心を『押しこすり揉み込む』
使う部位:指先の腹
両手の指先で「しっかり押して、こすって揉み込む」という要領でマッサージ。
頭皮マッサージ:指先で叩打
最後は全体を指先で叩打しましょう。リズムよく気持ちいい程度に!
頭皮マッサージ:注意点
頭皮マッサージは薄毛や抜け毛の予防に適した対策です。
マッサージのタイミングは洗髪時がベストではないでしょうか。
しかし、やりすぎは逆効果になることもあります。また、力加減にも注意してください。強くやりすぎると抜け毛が進んでしまうことにもなりかねません。
なぜなら、やり過ぎると頭皮に必要な皮脂まで流してしまいます。
そうなると頭皮を守るための皮脂が過剰に分泌してしまい、皮脂の量が増えてフケが多くなることもあります。
さらに雑菌が繁殖しニオイの元にもなってしまうこともあります。
また、何度も申し上げますが爪は立てないように!
適度な加減で1日に1回程度の頻度で継続して行ってください。