
わかめなどの海藻類は薄毛に効果的なの?
わかめや昆布などの海藻類に発毛効果があると言われるようになったのにはどのような根拠があるのでしょうか。
実はこれらのウワサは科学的に証明されたものではありません。
一説によると江戸時代の女性が頭を洗う時の長い髪がわかめに似ていることから髪の美容効果があると連想されたことが始まりだとされています。
いわゆる都市伝説のような話ですよね。
では、わかめが髪に良いという話は本当にウワサの域を出ないのか。
髪に良い栄養素とわかめに含まれる栄養素から見ていきましょう。
目次
髪に良いとされる3大栄養素とアルギニン酸
髪の3大栄養素はこの3つ
- タンパク質(アミノ酸)
- ビタミン類
- 亜鉛
わかめにもこの3大栄養素はある程度配分されています。
ただし発毛効果を確認できるほどのエビデンスは残念ながら立証されていません。
蛇足ですがわかめ等のヌルヌル成分は『アルギニン酸』というものです。
これ自体はアミノ酸の一種で、髪の成分である『ケラチン』を合成するときに必要な栄養素になります。
そう考えるとわかめはアルギニン酸が多く含まれているので、髪にとっては良い食材なのではないでしょうか。
アルギニン酸は血液をサラサラにする働きがあるため頭皮の毛細血管を活性化し、髪の毛に栄養素を運んでくれやすくなるということも期待できますよね。
わかめに含まれる栄養素は発毛効果があるというより、体にとって良い食品だといえるでしょう。
健康を作ることが発毛のベースとなるので、そういう意味では積極的に摂取したい食品ですね。
薄毛や発毛に効果的な食材
わかめ自体は髪の毛に直接関係するものではありませんでした。
では髪の毛をケアしていくための3大栄養素はどのように摂っていけばいいのでしょうか。
アミノ酸は魚介類から摂取しよう
アミノ酸はカツオやマグロなどの魚介類に多く含まれています。
ケラチンも18種類のアミノ酸が結合してできているものなので、アミノ酸が豊富に含まれている魚介類から摂ることができます。
玉ねぎやブロッコリーなどの野菜にもアミノ酸は含まれているので、野菜もいいですよね。
亜鉛は牡蠣などから摂取できる
亜鉛は牡蠣やうなぎなどの魚介類に多く含まれています。
特に亜鉛は現代人にとって不足しがち。
積極的に摂取してもいいのではないでしょうか。
他にも豚レバー、カシューナッツ、卵、牛赤身肉などからも摂ることができます。
ビタミンB群も髪の毛にとって重要な栄養素
ビタミンB群はビタミンB1・B2・B6・B12・ナイアシン・パントテン酸・葉酸・ビオチンの8種類の栄養素の総称になります。
髪の毛にとって特に大事なのがビタミンB2とB6です。
これらもやはり魚介類や卵、レバーに多く含まれています。
ビタミンBには皮脂の過剰分泌を抑える効果もあります。
皮脂が分泌され過ぎると毛穴が詰まってしまい、髪の毛の成長を阻害してしまいます。
そのようなことを防ぐ意味でもビタミンB群は大切な役割をしてくれるでしょう。
わかめを食べると発毛するの?まとめ
わかめが発毛に効果があるかというと、残念ながらそういう事実はありません。
しかし、我々の健康に不足しがちな成分を含んだ食材であることは確かです。
特に日本人に不足しがちな栄養素は亜鉛とビタミンです。
薄毛の予防も髪の毛の発毛も、健康の上に成り立っています。
わかめなどの海藻類もさることながら、髪の毛の健康だけでなく身体の健康にも良い食材はやはり魚介類です。
もう一度食習慣を見直してみてはいかがでしょうか。
育毛ローションなども活用して抜け毛対策に役立ててみてください。
おすすめの育毛ローションはこちら↓